歯の健康を維持するために重要なのが定期健診です。当院では予防歯科の重要性を患者様にお伝えしています。
3ヶ月に1度程度のメンテナンスを継続することで、歯や歯肉をいい状態に保つことができ、虫歯や歯周病になるリスクを大きく減らすことができます。
当院では歯のクリーニングの最新機器「エアフロー プロフィラキシスマスター」を導入しております。
歯周病や虫歯の原因となるバイオフィルムを除去することが予防歯科の基本です。
EMS社が提唱するGBT(Guided Biofilm Therapy)という最新のバイオフィルム除去の考え方に基づき施術を行っています。
▲歯石除去
超音波スケーラー「エアフロー」による歯面清掃は痛みがなく、歯の表面がツルツルになります。
エアフローには自動感知機能があり、柔らかい歯石に対してはパワーが抑えられ、固い歯石にはパワーが大きくなります。
この機能により歯や歯ぐきを傷つけず、痛みの少ない施術ができます。
また、お水の温度調整が可能ですので、知覚過敏で冷たいお水が歯にしみて苦手という方にも刺激が少なく、快適にメンテナンスを受けていただけます。
▲ステイン除去
エアフローは従来の歯のクリーニングとは異なり、微細なパウダーと水を吹き付けてバイオフィルムやステイン(着色汚れ)などを取り除きます。
エアフローは歯のエナメル質を傷つけずにクリーニングができます。
また、細かい粒子のパウダーを使用するため、従来の器具や機械が入らない部分の細部の汚れを取ることができます。
生涯の残存歯数でもっとも重要なことは、「悪い症状が出てからすぐ治療に行く」ではなく「悪い症状が出る前に診てもらう」ことです。
歯の定期健診を3ヶ月〜半年に一度はしっかり受けていた人と、受けていなかった人では、80歳を迎えた時の残存歯数におよそ20本以上の差があったというデータまであります。
現在のお口の中の状態をつねに把握して、定期的に情報をアップデートすることで、虫歯・歯周病になる原因を根本から除去することが、これからの予防歯科の目的です。
歯科先進国のスウェーデン・アメリカ・イギリスでは70%〜90%の割合で歯の定期的なメンテナンスの習慣がありますが、日本は残念ながらわずか2%となっています。
歯科先進国と比較すると、日本はまだまだ定期健診の習慣がない国であるというのが分かっていただけると思います。
また、80歳での残存歯は歯科先進国では15本〜20本ですが、日本では平均8本と定期健診が歯の残存歯の本数に大きな関わりがあるという事もわかります。
80歳でも多くの歯を残すために、メンテナンスを続けていくことがとても大切です。
毎日の歯みがきは歯の健康の維持にとても重要です。
しかし、どうしても歯ブラシが届きにくいところや磨きにくいとこがあるので磨き残しが出てきてしまいます。
歯と歯の間や、歯と歯茎の境目、奥歯の噛み合わせの面の溝などが磨き残しが多いところで、歯垢が溜まりやすくなります。
歯垢が溜まりやすいと虫歯にもなりやすくなってしまいます。
歯垢(プラーク)は虫歯菌や歯周病菌などの細菌のかたまりです。バイオフィルムは最近が膜のようにバリアとなり歯に付着します。
バリアというと悪いものから守ってくれるイメージがありますが、バイオフィルムの場合は虫歯菌や歯周病菌がしっかりとより強いスクラムを組んだ状態となり、体の免疫力や薬剤が作用しなくなってしまいます。
このバイオフィルムは歯磨きなどでは取り除くことができません。歯科医院で除去することが大切です。
また、一度除去しても時間がたつと再び付着してしまうので定期的にバイオフィルム除去して歯の健康を維持していきましょう。
当院ではエアフロープロフィラキシスマスターという機械でプロフェッショナルケアをしています。